私は四半世紀にわたり、木造建築と共に生きてきました。
何故木造住宅の設計一筋できたかといいますと、その答えはひとつ。木材には他の建築資材には無い温もりがあるからです。
厳しい自然環境の中で育った木材には強靭な強さがある反面、人を包み込む優しさもあり、それはいつの時代も変わる事はありません。
桧の生産量日本一を誇る愛媛県内には、まだ数多くの古民家が残されています。
しかし、いとも簡単に解体されているという現状があります。
古民家は、保存・再生する事により、さらに50年~100年と住み継いでいく事ができます。また再生は困難でも古材を再活用する事により、十分な利用価値が残された伝統資材となります。
古民家に佇むと安らぎを覚えます。
それは先人が未来の子供達の為に築いてきた古(いにしえ)の日本文化だからです。その事をひとりでも多くの方に知って頂きたいという想いから、当協会は発足しました。
地域にとって最良の情報を提供する為、会員一同常に自己研鑽に努め、創造性豊かな協会運営をしてまいります。
愛媛県古民家再生協会は、50年後・100年後の未来の子供達の為に、価値ある市場創造を目指します。
愛媛県古民家再生協会 代表理事 武知美穂